(2022年9月1日 更新)
こんにちは、大学生向けの情報メディア「キャンプラス」編集部のKodaiです!
このサイトでは、大学生活に役立つさまざまな情報を発信しています。
今回の記事では「就活生におすすめの自己分析のやり方 3選」をご紹介します!
就活をはじめると、”自己分析が大事だ!”なんてよく言われるけど、
実際やろうとすると「そもそも自己分析のやり方がわからない…」という方も多いです。
そんなボク自身も就活生のとき、
結局、自己分析ってどうやればいいねん!
と悩んでいました。
そこでこの記事では、
- 自己分析ってどうやったらいいの?
- そもそも自己分析ってやる意味ある?
という疑問に対して、昨年就活を経験した”新卒1年目”のボクが
- おすすめの自己分析の方法
- 自己分析をやるメリット
などについて、実際の体験談なども交えながら詳しく解説していきます!
実はボク自身、就活をやっていたときは、自己分析にはかなり力を入れていました。
いろんな方法を試したし、周りの誰よりも自己分析に時間をかけた自信があります。
そんな自分の経験をもとに、
「あぁ、就活生のときに知りたかった…!」と思うようなことをたくさん盛り込みました。
自分の経験を余すことなくご紹介していきますので、
この記事が少しでもより良い就活のための手助けになったら幸いです!
ぜひ、最後まで読んでみてくださいね!
これを読んだらもう自己分析には悩まない!
「キャンプラス|Camplus」は大学生活にフォーカスした情報メディアです。
大学生活の「過ごし方」や「役立つ便利アイテム」などもご紹介しています。
気になった方は、ぜひほかの記事もチェックしてみてくださいね!
そもそも自己分析ってなに?
まずはじめに、就活では自己分析が大事だ!とよく聞きますよね。
でも、そもそも自己分析っていったい何なのでしょうか?
結論からいうと「自己分析=自分の性格や特徴、傾向などを整理する」ことです。
つまりは、自分とはどういう人間なのか?を知ることです。
そして就活における、自己分析の目的は、
「就活の軸」や「自分のこと」をはっきりさせておくこと
です。
自分がどういう人間かを知っておくことで、業界選びや志望動機などを考えるときに役立つのです。
自分のことは、知っているようで意外と知らない
ここまで、自己分析とはなにかを簡単に説明してきましたが、
「自分のことなんて自分が1番知ってるよ!」
「だから、自己分析なんかやらなくていいでしょ!」
と思った方もいるかもしれません。
それでは突然ですが、ここで1問だけあなたに質問します。
パッと答えてみてください。
あなたの「好きな色」と「その理由」を教えてください。
どうでしょうか?この質問にパパッと答えられましたか?
おそらくですが、みなさん”色の名前”はすぐに答えられたはず。
でも、その色が好きな”理由”となると、
「なんとなく…」といった曖昧な回答だったり、「えーっと…」と言葉に詰まり、
すぐに答えられなかった人もいるのではないでしょうか?
ボクは青色が好きです。
家具や小物も青色のものを買うことが多いです。
でも、なぜ青色が好きか?と聞かれると言葉に詰まってしまいました…。
ここで何が言いたいかというと、
自分のことは、知ってるつもりで案外知らない
ということです。
わたしたちはこの日常で数多くの選択をしています。
「今日は何を着ていこうか?」
「お昼は何食べようか?」
これらの無数の選択には必ず理由があるはずです。
でも、普段はいちいちそんなことを深く考えませんよね。
「今日はボーダーの気分だから」
「なんとなくラーメンが食べたい」
”気分”だったり、”なんとなく”で選んでしまいがちなのです。
でも、これが「会社選び」だったらどうでしょう?
”気分”や”なんとなく”に人生の大事な決断を委ねてしまっていいのでしょうか。
そもそも、そんなフワフワした選び方では就活における、
エントリーシートや面接もうまくこなせません。
「弊社の志望動機はなんですか?」と聞かれて「えーっと、なんとなくです…」と答えるわけにはいきません。
なんとなーくそれっぽい理由をつくって、大手企業であろうと
ホイホイと内定をもらってしまう就活生もなかにはいます。
でも、みんなが憧れるような大手企業に入社しても、
入社後に「なんか合わないなー」とか「思ってたのと違う」と感じてすぐに退職してしまう人も意外と多いです。
厚生労働省のデータ※1によると、新卒社会人が3年以内に会社を離職する割合はなんと約3割にも上ります。
いろんな理由はあると思いますが、
新卒の10人に3人がせっかく入社した会社を、3年も経たないうちにやめてしまっているのは事実です。
(※1 厚生労働省(2021)「新規学卒就職者の離職状況を公表します」より)
だから「まずは自分のことをよく知る」ところから出発する必要があるのです。
だから自己分析は決してやらなくてもいいものでもないし、
むしろ、就活において1番大事な作業ということを忘れないでください!
おすすめの自己分析の方法
やっぱり自己分析が大事だった!ということがお分かりいただけたところで、
さっそくおすすめの自己分析のやり方を3つ、ご紹介していきます!
いろんな方法を試した自分の経験をもとに、
- おすすめ度
- 取り組みやすさ
を個人的に評価してみました。
就活って企業側の情報は多くても、”就活生側”からの情報はあまりないですよね。
就活生目線の、リアルで忖度なしの評価になっているのでぜひ参考にしてみてくださいね!
今回の評価は、あくまで”個人的な評価”に過ぎません。
自己分析にはいろんなやり方があって、これといった正解はないので、
「なんか違うなー…」と思ったらいろんな方法を試してみてください。
人生の目的論 に取り組む
方法①:人生の目的論 に取り組む
おすすめ度:★★★★★
取り組みやすさ:★★
まず、はじめにご紹介したいのは「人生の目的論 に取り組む」です。
”人生の目的論”とはなにかというと、
YouTubeなどで就活生向けの情報を発信している「Utsuさん」という方が書かれた本のタイトルです。
その本の中で、Utsuさんの提唱する自己分析のやり方が載っています。
最初の個人的な評価を見てお分かりいただけるように、取り組みやすさはとても低いです。
でもこのやり方を1番はじめにご紹介する理由、それは、
いろんな自己分析を試した筆者のボクが、最終的に納得して落ち着いた、
「みなさんに本気でおすすめしたい自己分析の方法」だからです。
「人生の目的論」を一度読んでいただくとわかりますが、
この本の内容はかなりスパルタです。
おそらく多くの就活生はかなりの衝撃を受けると思います。
最初はボクも「えぇ…」と思いながら読んでいましたが、
何度か読み返すうちに腑におちて、この本に書かれている自己分析の方法を試してみることにしました。
やり方としては、
- 【STEP1:発散】
- 鉛筆と白紙の紙を50枚用意する
- 思いつくままに書き始める(頭の中の考え・過去の出来事・経験・思いなど)
- 【STEP2:整理】
- 50枚の紙を見直して、共通点を見つけグルーピングする
- 共通点を見つけ、仮説を立てる
- 【STEP3:活用】
- 立てた仮説が本当に正しいのか検証する
- 過去の出来事から「決定的事象」を探す
ざっくり説明するとこんな感じです。
ただ、おそらくこの文を読んだだけではよくわからないと思います。
「人生の目的論/Utsuさん」を実際に読んで、本に書かれている通りに取り組むことを心からおすすめします。
ちなみに「人生の目的論」はいまならKindle unlimitedで 無料 で読めます!
詳しくは下記をチェックしてみてください!
\ Kindle Unlimitedは月額980円で、200万冊以上の本が読み放題!/
「人生の目的論/Utsuさん」は、Kindle Unlimited読み放題の対象作品です。
いまなら30日間のお試し体験で 無料で読む ことができます!
”Kindle unlimited 30日無料体験”に申し込んで、いますぐ無料で読もう!
>>> Kindle unlimited 30日無料体験はこちらから
メモの魔力 自己分析1000本ノック
方法②:メモの魔力 自己分析1000本ノック
おすすめ度:★★★
取り組みやすさ:★★★
次にご紹介したいのが、ベストセラー「メモの魔力」の中で紹介されている方法です。
その名も「自己分析1000本ノック」
「メモの魔力」と聞くと、なんだか自己分析と全然関係ないように聞こえるのですが、
実は中身は、就活における自己分析にもかなりスポットが当てられている本なんです。
やり方としては、
- ノートを用意する
- ノートは見開きで使う
- 右側のページは縦半分に線を引いておく
- 左側のページにファクト(事実を書いていく)
- 余裕があれば、それらのファクトをグルーピングしてみる
- 右側のページの左半分に「抽象化」した要素を書く
- 左ページのファクトの内容を「抽象的」にしていく
- 例)ダイエットをしている(ファクト)、規則正しい生活を送っている(ファクト) → 健康意識を高く持っている(抽象化)
- 右側のページの右半分に「転用」の要素を書く
- どういうアクションをとればいいのかを考える
▲サラリーマンYouTuber「サラタメさん」のメモの魔力、解説動画
基本的にはこのやり方になっています。
本の巻末にふろくで「自己分析1000本ノックリスト」が載っています。
正直、1000問も自己分析をやるのはかなり至難の技で、
ボクも取り組んでいましたが、500問あたりで挫折しました(笑)
でも、この1000本ノックのおかげで自分に対しての理解はぐーんと深まりました。
そうすると、面接でも少しずつ自分の言いたいことが言えるようになってきたんです。
また、書き溜めたノートが増えていくうちに自信にもつながるのでおすすめです。
興味がある方はぜひ「メモの魔力」を買って試してみてくださいね!
森岡毅流 自己分析
方法③:森岡毅流 自己分析
おすすめ度:★★★
取り組みやすさ:★★★★
3つ目に紹介するのは「現代最強のマーケター・森岡毅さん」が提唱する、
自分の強み・特徴・適正を見つけるための自己分析の方法です。
森岡毅さんは赤字続きだったUSJをV字回復させた、
言わずと知れたマーケティング界の第一人者。
そんな森岡さんの語る自己分析の方法が今回ご紹介するものです。
やり方はいたってシンプルです!
- 自分の好きなことを挙げてみる
- サッカーが好き
- 映画が好き
- 挙げた好きなことを、名詞ではなく「動詞」にして考えてみる
- サッカーが好き → サッカーの「作戦を考える」のが好き
- 映画が好き → 映画の「感想を人に教える」のが好き
- これらをできるだけ多く付箋に書き出して、以下の3つに分類する
- T( Thinking:考える力 )
- C(Communication:伝える力)
- L(Leadership:人を動かす力)
- 分類したときに「どの特性に付箋が多いか」で向いている職種を考えてみる
- Tが多い人が向いている職種 → ファイナンス・コンサルタント・研究職・マーケティング など
- Cが多い人が向いている職種 → 営業職・プロデューサー・広報
- Lが多い人が向いている職種 → 経営者・管理職・プロダクトマネージャー
こんな感じで自分の「特性」を知ることで向いている職種がわかってきます。
いくら会社の名前が大きかろうが、世間から認められるような仕事であろうが、
向いてない職種を選んでしまうと入ったあとが大変です。
業界選びへの不安がある人は、ぜひ試してみてくださいね!
\ あわせて読みたい!「苦しかったときの話をしようか / 森岡毅」/
ビジネスマンの父が、自分の子どもに向けて書いた「働くことの本質」を記した、就活生なら必ず読んでおきたい1冊!
森岡さんの仕事に対する考えとエッセンスが詰まった、筆者おすすめの本です。
自己分析で気をつけるべきこと
これまで紹介してきたように、いろいろな自己分析のやり方があります。
そして、もちろんそれが合う、合わないも人それぞれです。
なので、正解という正解はないのですが、
いろんな自己分析を試してきた中で、
「これは気をつけた方がいいな」ということが2つあります。
性格診断をあてにしすぎる
Googleに「自己分析」と打ち込むと必ずや出てくる「性格診断」などの自己分析ツール。
性格診断自体は気軽にできて、かつ自分の傾向がすぐわかります。
とても便利なツールなのですが、使う上で気をつけた方がいいことがあります。
それは「性格診断の結果に盲信してしまうこと」です。
とても便利なツールな反面、性格診断だけで出てきた結果に
すぐ納得して自己分析をないがしろにしてしまうのはとても危険です。
そもそも性格診断はあくまでその人の「表面的な傾向や性格を知れる」というだけで、
より内面的で深い自己分析ができるツールではありません。
取っかかりとしてはとても便利だと思いますが、
性格診断だけで自己分析をおわらせてしまうのはとても危険なのでやめましょう。
また、行きたい業界や職種がなんとなく決まってきた状態で、
性格診断などをやると「行きたい企業に合わせて自己分析をしてしまう」ということもありえます。
どういうことかというと例えば、
本当は論理的に考えたり、数字を扱うのが苦手な就活生が、
マーケティング職にあこがれて「自分は数字に強いはずだ!」と勝手に思い込んで、
そういう結果になるように性格診断をしてしまうといったことです。
本来は、自己分析→自分に向いている職種・業界がわかるという流れですが、
行きたい業界・職種がある→自己分析をするという全く逆の流れが起きます。
これでは自分の本当の性格や傾向なんて分かりっこありません。
知らず知らずのうちに自分を偽って得た自己分析の結果は、職場のミスマッチを起こしかねません。
くれぐれも性格診断などの自己分析ツールは盲信しないように気をつけましょう。
自己分析に終わりはない
自己分析にはゴールがありません。
なぜなら、人の性格や経験は日々積み重なり、変わっていくものだからです。
「これをやったらおしまい」というものはないのです。
だから、自己分析が終わったと思うのも実はとても危険です。
もしかしたら、就活している中で何か大きな出来事や新たな経験を経て、
価値観が大きく変わるかもしれません。
かといって、ずっと自己分析し続ければいいのか?というとそうではありません。
もちろんある程度、自分のことが理解できてきた段階で、今度は実際に応募したり、面接を受けない限り、一生就職なんてできません。
だから、方向性が定まったどこかの段階で、
自己分析にひと区切りつけてもいいのですが、
価値観や性格や気持ちは常に変わり続けるということは心に留めておきましょう。
そうすることで、一時的に出た「仮の答え」に固執してしまうことはなくなります。
過去に出した自分なりのアンサーがずっと正しいということはありえないのです。
悩んだ分だけ、よりよい選択肢が待っている
自己分析に真剣に取り組むときっととても悩むと思います。
ボクも毎日毎日、悩んでいた時期がありました。
ときには「本当にこれで合っているのか?」とか
「なんで自分はこんな何もないんだろう」と
特異な経験も、特徴もなにもない自分に嫌気が差して涙を流した日もありました。
でも、あのとき悩みに悩み抜いたからこそ、いまは自分の理想に近い環境で働くことができています。
世間的にみたらどう見えるかわかりませんが、
自分のなかでは就活は「成功」だったと思っています。
もちろん、就職がボクのゴールではありません。
その先のより良い未来を目指して、いまも働いています。
でも、新卒1年目のいまのボクが確実に言えることは
「あのとき本気で悩みまくったからこそよりよい選択肢を選ぶことができている」
ということです。
だから、いま悩んでいる人も大丈夫。
よりよい未来を目指して、思いっきり悩んで、
だれよりも真剣に自己分析に取り組んでほしいなと思います!
以上、今回は「おすすめの自己分析の方法3選」でした!
このブログ「キャンプラス|Camplus」では大学生活に役立つ情報を発信しています。気になった方はぜひ、ほかの記事もご覧ください。