はじめに:簡単な曲で”小さな成功体験”をつくる!
ギターはじめたての人がまずハマる罠。それはいきなり難しい曲を弾こうとすることです。
わかります。気持ちはすごくわかります。
でも、いきなりそんな難しい曲に手を出したって弾けるわけもありません。
ちなみにぼくは、いきなりジブリの曲を弾こうとして1ヶ月で挫折しました。(なお、それから約3ヶ月以上ただのインテリアとなった模様。)
ギター初心者に大事な心得は、
①まず、基本をおさえること
②簡単な曲を弾けるようになって成功体験をたくさんつくること
③そして、ギターを楽しみながら練習すること
です。みんな、はじめは一つの音すらうまく鳴らず、「自分にはセンスがない」とがっかりするものです。
でも、大丈夫です。時間はかかるけどみんな絶対に弾けるようになります。センスの「セ」の字もなかったぼくですら(少しですが)弾けるようになったので。
残念ながらいきなりジャカジャカ弾けるようにはなりません。星野源も秦基博もはじめは音がうまくならないようなところからスタートしているはず。
まずは、基本からマスターして少しずつできることを広げていきましょう。
おすすめ曲①:きらきら星
きらきらぼしをナメてはいけません。初心者が最初に練習する曲にもってこいの一曲です。
この曲は指の動きが非常にシンプルで覚えやすいです。基本のAコードやDコードが出てくるので、この曲でこれらのコードの指の形を覚えてしまうのもいいでしょう。
初心者ほど、こういう簡単な曲をバカにします。断言します。
『きらきらぼしを笑うやつはいつまでもギターが弾けるようになれない』
つべこべ言う前にまずはきらきらぼしを弾けるようになってから。それくらい良曲です。
おすすめはなつばやしさんというYouTuberの動画を見ながら練習すること。初心者目線の解説で、本当に参考になります。
※なつばやしさんの動画はこちらから↓
ギター買っていきなりback numberとかテイラースウィフトとか練習してた人はここからやり直しましょう(笑)
おすすめ曲②:カントリーロード
きらきらぼしが弾けるようになったら次におすすめするのが、「カントリーロード」です。
この曲が弾けるようになるとギターが楽しくなります。みんなが知ってる歌、かつギターを弾いてる実感がする曲だからです。
日本語版のカントリーロードもいいですが、ジョン・デンバーの英語版の原曲を練習するのがいいです。
この曲では、Cコード、Gコード、Dコード、Em(イーマイナー)コードが出てきます。
これらのコードはギターを弾いていく上では絶対に覚えなきゃいけないコードベスト4です。それらが一気に覚えられるのがこの曲です。
初心者にも弾きやすくて、音色がかっこよくて、コードも覚えられる。そんなお得な曲なんです。
これなら初心者でも友達にギターを披露できますよ。
おすすめ曲③:スピッツ/チェリー
カントリーロードも余裕だぜって人は今度は「チェリー」に挑戦してみてください。この曲も有名かつ初心者に優しいです。
友達に「ちょっとなんか弾いてみてよ〜」なんて言われたときに役立ちます。正直、盛り上がります。
この曲ではついに初心者が挫折することで有名な”Fコード”が出てきます。ここまで調子良くできていた方も、この曲を練習し始めると全然弾けなくて不機嫌になります(笑)
なつばやしさんの「チェリー」の解説動画はこちら↓
この曲で繰り返し、Fコードを練習してください。どうしても弾けない場合は「簡易版のFコード」もあるのでひとまずそちらで弾いてみましょう。
チェリーが弾けるようになると、ギターが楽しくてたまらなくなります。この成功体験がギターがうまくなるために必要なスパイスなんです。
おすすめ曲④:あいみょん/マリーゴールド
こちらも有名な曲です。弾いてて楽しいです。
チェリーが弾けるようになると、こっちもサクサク弾けるようになります。なぜなら、チェリーとコード進行が似ているからです。
なんならチェリーよりもリズムが簡単でマスターしやすいかもしれません。
ただ、この曲を弾くには「カポタスト」という器具が必要です。
最悪なくてもいいのですが、カポタストを2フレット目に挟むと原曲のキーになってしっくりきます。
※ちなみに言い忘れてましたが、②カントリーロードでも必要でした。
ここまで弾けるようになると、だいぶギターも楽しくなってきます。そして、徐々に調子を乗り始めるようになります(笑)
でも初心者はそれで十分です。まずはギターを楽しいと感じるところから。
そう感じるだけでギターは格段にうまくなります。
最後に:ギターはカッコつけてなんぼ
よく初心者がギターを弾いているとすごい叩かれます。「初心者のくせに生意気だ」「下手くそ」
そんなコメントがYouTubeでも見られます。
でも、これだけは言わせてください。
ギターなんてかっこつけてなんぼです!
だってギター弾ける人かっこよくないですか?
他人に披露しはじめるとギターはうまくなります。人前で演奏しても恥ずかしくないくらいにもっと上手くなりたい。という感情がはたらくからです。
「ギター弾いてよ」って言われたら、恥ずかしがらずにどんどん披露してみましょう。
気付いたらきっと自分でも信じられないくらい上達してたりします。
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